心のライバル

<ゆ>
もう2022年も終わりを迎えようとしておりますが、今年は外岩がほぼゼロに近い一年でした。M也さんがクライミングに復帰してからは「頼むからボルト抜くまでは外リードとボルダーはやめてくれ」という私の願いによって、ずっと週末PUMP2に通っておりました。

でもクライマーであることを忘れたわけじゃないんですよ!?ちゃんと復帰を目指して二人ともちゃんと運動するようにしてます。

まずM也さん。クライミング復帰後はだいぶ苦労して「5.11bが登れない・・・そこに壁がある」とか言ってましたが、そのうちTSUNAMIの5.12aが登れて、そのほかの壁でも5.12aは数回以内に完登するようになり、なんと手術直前には5.12cまで登っちゃいました。大怪我から復帰の五十路クライマーがここまで戻るのって本当にすごいと思うのですが、本人的にはご不満のようで、まだまだ上を目指しています。

私は、転職したり飲み会が多かったり、自転車で転んで1か月以上左足が負傷だったりで、なんかイマイチだなー、って感じでしたが、11月にはPUMP2で初めて5.13aが2本登れて、12月に入ってTSUNAMIでなかなか登れなかった5.12d 2本を先々週末の土日で両方完登することができ、「PUMP2クライマーとして」一皮剥けたぞ!と思っています😊ついでに、スポーツジムで弱い筋肉を時々鍛えるようにしたり、ちょっとずつですが努力してます。

しかしジムのみでモチベーションを維持するのは至難の業で、一応「年内に5.12台を全部登る」とか目標を立てて頑張ってるのですが、それだけではスポーツジムの筋トレとかと一緒で、フルパワーをだすほど頑張れない感じがあります。そんな中、最近新しいモチベーションの源を発見しました。

背中で語るイケメンクライマーのKo田さんです。Ko田さんを心のライバルとすることで、PUMP2で登るモチベーションが激増中なのです。

外岩で登ってるときには「クライマーって岩と対峙するもんで、人と競うもんじゃねーよ。全く男(M也)ってやつは、すぐライバルとか言って他人を意識して、人と競っててしょうがねーなー」とか言ってましたが、、、、、人口壁と対峙してスポーツクライミングしている今、心のライバルの存在の意義がようやく理解できました。

写真で分かる通り、ムキムキマッチョのKo田さんには、フィジカルの強さでは話にならないほど差があり全然かなわないのですが「私には往年のクライマーとしてのいぶし銀な技と知恵があるぜ!技とパワーの勝負だ!」と思って無謀にも挑んでおります。Ko田さんの美しい筋肉を目指して筋トレも頑張れるし、PUMP2モチベーションもあがるし、大変重宝しております。私もあの上腕二頭筋が欲しい!!Ko田さんが登るまでにXX登るぞーと意気込んでジムに通うのを楽しみにしてます(おおむね負けてるけど)。

Ko田さんと言えば、私の中で「2022年クライミング名言大賞」をとれると思う名言があります。PUMP2の5.12Dを触り始めたKo田さんに、誰かが「この課題、難しそうですうねー。どこらへんが悪いんですか??」と聞くと

「いや、別にどこも悪くないっす。自分が弱いだけっす」

名言すぎる!!!そして、汎用性の高さがすごい!
5.9でも5.15でも「悪くないっす、自分が弱いだけっす」って言えますからね!

そんな感じで地味に楽しみをみつけながらインドアトレやってます。来年3月くらいから岩に復帰出来たら良いなー

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