<ゆ>2023年10月8日(日)@甲府幕岩、M也
先週はM也が出張でフロリダに出かけており、土曜日に帰宅したのに翌日には岩に行きたいということで甲府幕岩に行ってきました。前回の甲府幕岩は真夏だったのですが、まったくホールドが持てずに絶望したため、条件が良さそうな本日リベンジです。
まず、5.10d-5.11bでアップ。甲府嫌いな私はM也様にヌン掛けを託します。事故以来、リスクを全くとりたくないM也様は、以前マスターオンサイトしたルートなのにテンション張りまくりでようやくトップアウト。続く私も心の中で「テンション」って言いましたけど、フラッシュトライなのでグッと我慢してなんとか乗り切る始末・・・最初から雲行きは怪しすぎです。
続いて、それぞれのプロジェクトにトライです。M也様は1トライ目から「あれ?昔(事故前)出来たムーブが出来ない・・・背中が反らないとできないんだ・・・もう俺、この課題無理かも・・・」と絶望感。私は、真夏には絶望感を感じましたが、さすがにシーズンだとパリパリで痛いくらい持てる!!!と思っていると、核心ホールドが足から手まで、バキバキもげる!前より保持感が良くフルパワーで持てるせいか、どんどんホールドが壊れます。保持パワー全開の私は、M也様のプロジェクトも保持しすぎて一部破壊してしまいました。
絶望感で落ち込んでいると、14時には追い打ちをかけるような雨・・・予報より早く降るなー・・・・、希望の光を失い「もう私たちのクライミング人生は終わりに向かっていて、今は最終章の第一話なんじゃないかな」なんて話しながら帰ります。思えば二人ともクライミングは20年越えでやっていて、
M也様は①クライミングに対して無邪気に全力な第1幕、②Y花と出会って高難度トライを頑張る~スプラッシュ完登の第2幕、③開拓と出会ってクライミング人生が変わった第3幕、④事故からの復活、そして終焉に向けての第4幕
Y花は①クライミングが全てな第1幕、②東京に引っ越して生活激変、ボルダーとコンペ、海外ツアーの第2幕、③M也と出会ってルートクライマー復活の第3幕、④登ること自体は主ではなくなり、転職、開拓、リボルト、社会的な思考を深め終焉に向かう第4幕
と二人とも最後のステージにいるのではないかという話になってきました。そんな深い話をしながらトボトボと歩いて駐車場に戻ると、今度は車が!!!!
電気系の異常か、ブレーキの異常か、アラートマークがついてずっと点検中になって、走れるけどブレーキが怪しい挙動を示すという事態に・・・実は朝も同じアラートが出たのですが、エンジンをかけ直すと復活したのでウカウカ出かけておりました。しかし、やはり壊れていたようです。
時速20-30㎞でゆっくりと電波が入るところまで下山し、HONDAのサポートに電話すると「それはJAFか保険のロードサービスで、HONDAディーラーまで運んでもらってください」とのこと。2時間ほど待ってロードサービスで運んでもらうことになりました。
ドナドナドナドーナー😢しかしロードサービスも払ってくれるし、メーカーのサポートって素晴らしいですね。。。
そんなわけで中央線で帰宅!ちょうどラグビーの日本VSアルゼンチン戦の真っ最中なので、帰りの電車はTVerでパブリックビューイングです!!!車が壊れたのは凹むけど、運転を気にしないで二人でラグビー観れるのはラッキー!!
めちゃくちゃ熱くて面白い試合でした!日本の気迫を感じて、手汗べとべとで大興奮しました。しかしアルゼンチンが強かった!!勝てないものは勝てないし、事実を受け入れて次のステージを目指すことも時に必要です。とか考えて、自分たちの境遇にも跳ね返ります。とは言え、そこにあるのは哀しみではなく、「じゃあ次は何をするか」という静かな思考の開始でした。さてはて、これからどこに向かって何をするのでしょうか。楽しみです。
追伸:翌日は15-16年使っていた冷蔵庫の買い替えでした。これを買ったときには27-28歳くらい?きっと近い将来家族がいるから大きめを買おう!と思って一人で400Lの冷蔵庫を買いましたが、、、それから結局一人暮らしが7-8年、、、、でも一人暮らしでも400Lは最高で「買ってよかったー」しかありませんでした。それから研究所が潰れたり、結婚したり、単身赴任に行ったり、家を買ったり、4回の引っ越しを乗り越えてきましたが、霜が付き過ぎてそろそろお別れかなーとなりました。人生先なんて読めないし、塞翁が馬。そのときに良いと思ったことをするしかないな。とか、ラグビーでも冷蔵庫でもクライミング人生に結び付けて考えちゃう今日この頃でした。
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