甲府幕岩再来

<ゆ>10月14日(月)@甲府幕岩

こんな短い秋の晴天に、全く岩に行かないでインドアトレーニングしてるなんて無理!となってきたので、ついに岩を触りに行ってきました。

クライマー引退宣言をしているM也さまが、自分のプロジェクトにお別れを告げて公開プロジェクトにしたいとの要望があり甲府幕岩へ。甲府幕岩への道は日曜日以外、小森川線も観音峠線も通行止めとなっており、塩川ダム経由のダートしか道がないそうで、岩場はかなり閑散としていて、新エリアも3パーティ程度でした。早速今日の個人的目標に向かいます。それは、八幕の「女子一撃フェイス 5.12a」。

甲府幕岩は、開拓時にメジャールートは大体登ったのですが、この課題は女子が多数一撃しており、私としてもなんとか一撃したいと思って、自分も岩もコンディションが良い日を待っていたら、登らないで開拓が終わってしまいました。Nada Mas 5.11aでアップしたのち、ドキドキしながらマスタートライです。こういう時って勝手にプレッシャーを感じて、無駄にめっちゃドキドキします。11時くらいにトライしたのですが、眩しくてホールドがみえない!と苦しみつつも頑張ってオンサイト。甲府幕岩にしてはホールドが顕著な持久系で、オンサイト狙いできる良いルートだと思います!眩しい位置に太陽が出ていないタイミングで是非トライしてください。

続いて、外岩の幸せハンモックタイム。

アウトドアにいることのベネフィットを考えたことなかったけど、ずっと室内で過ごしていると、自然の中にいるだけで魂が回復するのを感じます。1−2ヶ月に1回で良いので、外に行った方が良いですね。

というわけで、まったりしつつも今日の本題は「蜃気楼 5.13?, 5.13+?(プロジェクト)」。

Rock&Snowにも、プロジェクトとして掲載されておりますが、ものすごいコケまみれの岩を昌也さんが何日間も、なんなら何ヶ月もかけて掃除し、ホールドが発掘されてムーブは95%くらい解決しているルートですが、めちゃくちゃ難しいムーブが2箇所あって、さらに核心のホールドが次々に剥がれて持ちにくくなり、解決が難しくなっております。右側に別の岩があり、そちらを使えば2箇所の核心をパスできるのですが、それでも5.12aはありそうです。

残りの時間を費やして、ヌンチャクがけをして触ってみたのですが、久しぶりの岩でこのホールド感は厳しすぎる!!とはいえ、「もしかして、このムーブなら解決できるかも」と思えるような感覚もゼロではありません。また、ヌンチャクをかけるために右のクラックを使って登ったのですが、これはこれで面白いです。この日はプロジェクトにお別れを言って公開プロジェクトするために甲府幕岩に再来したのですが、触ってみると、まだ諦める段階ではなく、限定アリ・ナシのルートとして、再度挑戦しようという結論に至りました。なかなか登れないルートをずっとプロジェクトとしてキープしておくのは問題なので、自分で締め切りを決めて公開を検討した方が良いと思いますが、その葛藤と「いつ」については昌也さんが決めることなので口出しせず、しばらくはちょいちょい昌也さんと甲府幕岩に行って、限定ナシルートの初登を、ハイエナのように狙おうと思います。

この日は幾人かの方に「開拓されてた方ですよね。ありがとうございますー楽しんでますー」など声をかけていただき、「いやいや、勝手にやってるだけで人のためではないのです&登ってくれて嬉しいです」とか思ったりしてホッコリしました。しかし「ラムネおじさん 5.11b」は人気だなー。この日もヌンチャクがかかってたし、いつも誰かがやってる気がする。

さてはて、「帰りもダートかー」と思っていると、どうやら日曜日だけでなく祝日も、小森川線は通れるそうで帰りは快適に小森川線です。

工事のために道を整備しているみたいで、一部の道はかなり通りやすくなっていました!

おしまい

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