<ゆ>
11月9日(土)@甲府幕岩
甲府幕岩へ行く子森川線の通行止めも終わり、今回は通常の道で辿り着けました。道が通れるようになったこともあり、前回に比べて駐車場も盛況です。この日は再び、9幕に残されている昌也のプロジェクトに取り組むことになりました。相変わらず久しぶりの岩で実力が全然出せない昌也様は出だしのムーブから相当苦労していましたが、徐々に「岩登り」を思い出し、クラックを使うラインでは、ほぼムーブ解決。私はオリジナルラインに取り組みます。
このプロジェクトは95度くらいのフェースにあり、4ピン目まで5.11で、そこから2つの激難ムーブがある11手くらいの核心があり、もう一度5.11をこなしてゴールに至るルートなのですが、激難ムーブ①は昌也のムーブだとスーパーリーチ課題のため、私には無理、と諦めていました。が、この日は状態も最高で、普通なら持てないようなホールドもフリクションで保持できるような日だったので、極小ホールドを保持して自分のフルリーチを使えば、止まるかもと思い試したところ、若干テンションムーブの香りがしますが、ギリギリ核心が止まりました!
続いて、激難ムーブ②。これは昌也の解決したムーブは「モーメント逆に働くから無理だろ」と見ただけで諦めていましたが、リーチ的には可能なのでトライしてみることに。ここ数年、使ったことがないくらい本気の保持力と下半身分離ムーブ力を駆使してやってみると、「あれ?できるかも???」一番肝心の下半身分離ムーブが、テンションムーブで怪しいのですが、それ以外は大体分解できました。
うーむ、出来るかもしれない。これまでやったことがない特殊なムーブで、全部繋げられたら結構面白い核心になりそうです。こうなると、やはり公開プロジェクトにしないで、何とか久保家として初登したいという気持ちになってきました。
多分Brick of a son 5.12cの初登(2021年10月)以来3年ぶりに、「何とか完登したい!!」というクライマー魂が蘇ってきました。あれ!?何この気持ち?久しぶりにクライミングに必死かも!??
今日から完登に向けて、どこを鍛えたら登れるかガッツリ考えてトレーニングし、岩に行ける日に備えようと思います。
プロジェクト(仮名:蜃気楼)。幻のテンションムーブは、蜃気楼じゃなくて本当にできるのでしょうか!? ー次回に続くー
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