6月18日 Coll’s Cove, PA
「灼熱のペンシルベニア」で紹介した通り、「Climbing」の記事でペンシルベニアのボルダ―はすごいと紹介されていたが、正直疑心暗鬼だった。しかし、今週末、意外に凄いかもということが判明してしまった。
相変わらずペンシルベニアは夏日が続き、どこも30度近い予報。そんな中、比較的気温が低めで、記事の中では、RocktownやStone Fortとクオリティーでひけを取らないと紹介していたColl’s Coveに遠征することに。灼熱予報の中で付き合ってくれた相方は、もうすぐ家族が帰ってくるので遠い外岩には行けなくなりそうなカイ先生。
Coll’s Coveは、まだまだ開拓中の大きな砂岩ボルダ―エリアで、そのうちガイドブックが出版されるようだが、現時点ではリンクのPreガイドブックとFacebookが公開されている情報源になる。
https://docs.google.com/file/d/0Byu-Rgn7pEidOTN3bjlrYm01XzQ/edit
これまで行ったことがある人に聞くととAmazingだよ!とのことだった。二人とも訪問したことがないので、ドラクエ方式(確定した情報を持たないまま町人などに聞きながら情報を現地で集めて旅すること)で岩場を目指す。
まず駐車場。Facebookに掲載されている駐車場に行くと、明らかに民家の前の芝生。えーーー、情報間違っているのかな?と思いながら庭仕事をしている人に聞くと、「ここに停めて良いよ!お金?いらないよ」と、男気あふれるイケてるアメリカ人らしい返事が。ボランティアでクライマーをサポートしてくれているのだろうか。開拓してきた人が交渉してくれたのだろうか。いずれにしても、頭が下がる。
Facebookに掲載されているGPSを頼りにSharp Shooterのエリアにたどり着く。早速現れた岩は、期待の10倍くらいかっこよく、砂岩らしい、フリクションの良いダイナミックムーブを要求するホールドが散らばっている。しかも谷に降りていくような地形なためか、あきらかに駐車場より気温が低い!
Sharp Shooter V6を若干苦戦しながら落としつつ、Medal of Honor V8はかなり楽勝で完登のカイ
上記の人と同じ一手目ムーブをこなす私。リーチの違いがわかりすぎる。
その後、メインエリアに移動して、Slopey Second V7、Stingray V9、Croc Hunter V6、Reallreally Good Direct V7、Dickens Suckin Lips V7など、★4-5課題を触って回る。
Dickens Suckin Lips V7。一日で最後のトライ。もう疲れてスタートにとりついてすぐ落ちたため、浮いていない写真しか無いという情けない状態。Reallreally Good Direct V7のみ唯一完登。
家から4時間半のドライブだけど、どの課題もイチイチクオリティーが高く、砂岩らしさが爆裂。審美眼はゼロだけど、審岩眼は結構あると思う私だけど、かなりイケているとみました。ガイドブックに載っているごく一部の課題だけしか触ってないけど、「帰国するまでに何回か行くぞ!」と思わせてくれる素晴らしい岩場でした。
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