レマンサル

今週末も引き続きカサメリに行ってきた。

初日の土曜日は気温、岩の状態、自分のコンディションの良い部分が運良く3つ重なって、午前中にあっさりNDDを登ることができた。日本で12a以上のルートが登れたのは1月以来なので、今回のRPは長かったプラトーから抜けたことを意味しているのかもしれない。

午後からは、風と共に突如現れたHマちゃんとレマンサルをやりに行くことになった。
レマンサルはこれぞ花崗岩垂壁！！を地で行くような12dのルートで、先週からNDDと並行して触っていたのだが、前回できなかった所が何事もなくできるようになっていて、トラバースの中間地点までノーテンで行くことができた。トラバース後の核心は、フリクションが無いと不可能に感じられ、この時期の岩の状態だと相当厳しそうだった。ただ、フリクションは時間帯によっても違うし日によっても異なるので、いつか突然好条件が揃った時のために、虎視眈々とムーブを洗練させて行くしかなさそうだ。

 
翌日は、総長とY江さんが加わって 4人でレマンサルをトライした。

写真はレマンサルに挑むレジェンドY江さん
この前ヘルシーの湯で会った時に確認したのだが、上半身がほぼゴリラだった。
昔はみんな、Y江さんに会うと御賽銭を投げるほどのレジェンドなのだそうだが、最近はリンゴかバナナしか投げて貰えないらしい。

自分は、土曜日の疲れで翌日の動きが悪かったので、結局この日はレマンサルは一回しかやらなかった。その後、神の手、コセドドン、オールオアナッシングを一回ずつトライして終了。
長年興味を持ち続けていたオールオアナッシングとは、この日遂にご対面を果たした。核心パートは、「多分、これをこう使ってあれを取り、足をそこに上げて左手であれを取りに行く」みたいな推測はできたのだが、よっぽど体が元気でないと無理そうなのでクライミングダウンして降りてきた。

 
午後は小雨が降っていたので、早目に撤収した。