9月3-5日 Red River Gorge, KY
Legend Kenが帰国してしまうという事態になり、USで遊べるのはこれが最後みたいだったので、またまたやってきましたRED!今回もKenにシンシナティ―空港に迎えに来てもらい、テントもマットもライトも借り、おんぶにだっこで楽しませていただきました。「私が出会った人の中で最もジェントルマンという言葉が似合う男」ニールと今回初対面のジョーダンも土日で参加。全員スーパー紳士たちなので、すっかり甘え切ってしまった。
9月3日 The Mother Lode
まずREDクライマーの憩いの場、ミゲールピザでジョーダン、ニールと合流。見た瞬間アメリカンな感じで「Wow、OMG(オーマイゴッド)」って言っておきたくなるような巨人な二人登場。
私と並ぶとこの通り。。。約2mあるみたい。本人曰く、「桂林(陽朔)に行ったときは、みんなに見られた、けど、アメリカでは、そんな不思議な大きさでもないよね」とのこと。
4人でREDのメインエリアMotherlodeへ。お目当ては5.13A Snookerだったが、取りついたときには既に日が当たっており、うーん、暑い、というわけで諦め。
スヌーカー前にて。だんな曰く、ムチムチっぷりヤバい。本人はアメリカにいるため「そうでもなくない??」って思っちゃう。でも約束の52kg超えちゃいそう。ぶひー。
目的を失い、とりあえずKenがトライしていたResurrection 5.12Cに取りついたのが、今回のツアーの運のつき。出だし3ピン目くらいまでがボルダリーな課題で、上部は落ちそうになるとガバが出てきて落ちれない絶妙に苦しいルート。何気なく取りついたところ、出だしをクリアしてしまい、一撃を狙わざるを得なくなる。でもenduranceトレ―ニングをしていないので、どうにもパンプする。「もう落ちる―!!」って絶叫してから多分20分くらい粘り、最後のガバ地帯でフォールしてしまった。ここまで全てを出し切ったのは何年振りだろうか、というレベルまで力を出し切り、ランナーズハイと同じ猛烈なアドレナリンにやられて気持ち良すぎてクラクラになった。これでクライミング中毒になっちゃうのねーーーー、という久々の快楽に酔いしれたが、全てを使い果たして今回の3日分終了した。
その後はConvicted 5.13A★★★★★をつまみ食い。もう一回食べよー、くらい美味しい。
夜はピザ食べてビール飲んで終了
9月4日 Military Wall
朝起きたら筋肉痛で寝返りできない。完全に終了。リラックスできるMilitary Wallへ。(RED二連荘【岩場編】参照)
6フィート(183cm)は確実にあるニール(クライマー)が小さく見えるジョーダン(ビレイ)
私はThe Reliquary 5.12Bをトライするが3回上部でパンプ落ち。「これ12B?」って思った頃に「 ニーバーあるんだよ。使わないと12Dかもねー」とのコメント。で早速試すとメチャ簡単にR.P.。Resurrection 5.12Cに続き、完全にやられたけど、良しとする。最後はBozo’s Bogus Booty Biner (BBBB) 5.11cでクールダウン。一日の終わりに適した快適ルート。
その日、Kenはオハイオ州にライブを見に行き、ニールとジョーダンはインディアナ州へ帰宅。翌週からニールはハーフドームをトライしにヨセミテへ遠征するので、Kenとは当分会えないかもしれない。二人は「See you soon」といいながらも、「もうこんな風に遊ぶこともなくなるかもしれない」、ってかすかに感じながら別れを惜しんでいた。そんな二人を見ていたら、永遠に続くような気がする今も、もう二度と戻れない瞬間を生きているんだな、と気づかされ、鼻がつんと痛くなった。
みんなが去った後、一人ミゲールピザに残り、4分1ドルのシャワーを浴びて、ピザを食べながら知らない人に話しかけたりして過ごす。8時にはやることがなくなり、一人テントの前でビールを飲みながら、二度と戻れないクレイジークライマーな若かりし日々や、現在進行形の異国生活、愛やら家族について考え、蚊に刺されながら星空なんか眺めてみた。
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