ビバ!レジェンド

<ゆ>
5月26日(日) 二子 with おKちゃん

北海道でも39度になった日曜日、私たちは懲りずに二子に出かけることにした。あまり良いコンディションは期待できないし、平日は何の運動もしていなかったので、前日の土曜日はPUMP2でガッツリ登っておいた。すると日曜日の午前中は体調も気温も意外と調子が良く、ようこそ!T-Wall」は惜しい感じになってきた。

ここで、女性にも男性にも優しいジェントルマンM田さんが、「核心の足、違いませんか?」と教えてくれ、まさかの今更核心ムーブが簡単になった。ムーブの読みが甘い私。

M也も前日のトレーニングで朝からウォームアップできてる状態だったのか、任侠の核心ムーブが解決し、デッドポイントヌンチャク掴みを挟みながらも、トップアウト出来てきた。
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しかし、午後は風も止まり、ひたすら暑い。
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(アイスノンで首を冷やす二子山部屋の黄色い人)

夕方に向けて、湿気湿気のグダグダになってしまったが、M也は「火の鳥 5.12A」にヌンチャクをかけており、回収しなければならない。誰が回収便を出すか、あーだーこーだ言ってると、

「私回収しますので、登らせてもらってもいいですか?」
と紳士が声をかけて我々を救ってくれた。そして、絶対湿って状態が悪い火の鳥をスラスラっと無駄な動きゼロで登り、さっくりとヌンチャクを回収して降りてきた。

二子のレジェンドであるこの紳士のことは、我々のほうは一方的に知っており、「二子のルート紹介されているホームページ見てます」とか「マスターズクライミング選手権優勝してFree Fanでインタビュー受けてましたよね」とは心の中で思っていたが話しかけていなかった。しかし、おそらく60歳は越えているけど、あまりの華麗な登りをされているのに感動し、根掘り葉掘り、「どんなトレーニングをしてるんですか?」「今でもクライミング力伸びますか?」とか「いつから二子にいらっしゃってるんですか」とか聞きまくった。

聞くと、二子でクライミングを始めたのは48歳の時!それから「唐獅子」を登って「流れ」を登って、一時期二子から離れていたが、また来るようになって「好色一代男」を昨年登って、ミイラの隣のルートとか、やろうかなー、とのこと。66歳とは思えないキレッキレの体型で、「年を取ったら勝手に体重は落ちるし、持久力は伸びてますよ」とだそうです。

もう、40代でクライミング能力は落ちる一方、、、とか言ってられないですね。毎日ストレッチして、ケガしないようにして、努力すれば、まだいけるかも!?」

レジェンドに夢をもらいました。

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