《M》
1月14~25日 城ケ崎 スプラッシュ
昨シーズンに続いて、スプラッシュ。前回のシーズンの最後から今シーズンに至るまで、スプラッシュのことは常に念頭に置いてきた。一番意識してきたのは柔軟性。今まで取り組んできたルートの中で、スプラッシュほど股関節の柔軟性を問われたルートはなく、にもかかわらず、それまで本格的に柔軟性の改善に取り組んだことがなかったので、昨年はだいぶ苦労させられた。その一方で、2年前に四十肩のリハビリとして始めたホットヨガが柔軟性の改善に良いことがわかったので、もう少し自分の目的にあったヨガに変えて昨年は30回ぐらい通った。
まずは、その効果がどれぐらいあるのか確認したかった。散々通ったヨガが的外れなものだったするとだいぶ悲しい。今シーズンの最初のトライは、1月14日。股関節の柔軟性はだいぶ改善されていて、昨年のスプラッシュトライ中に1か月半ぐらい何もできずに足止めされたルート中間部の足上げは楽にできるようになっていた。また、股関節が柔らかくなったことでカンテ取りも簡単になった。しかしスプラッシュに関しては、柔軟性が必要条件の一つではあるが十分ではない。昨年残してしまった課題はカンテを取った後に、ガバを取るムーブを完成させることと、サーカスライトパートの完成、そして最後にそれらを繋げるという課題がある。
1月15日はついにトラバースが完成したのだが、左手を出してガバに左手一本でぶら下がった際に左肩を痛めてしまい、その後2週間は休養を余技なくされた。痛めたというより、もともと痛かったところを悪化させてしまった。ちなみに、以前に痛めた肩とは逆の方だ。とにかくこの年で高グレードを続けようとすると、次から次へと故障が出てくるので、メンテナンスによる回復とクライミングによるダメージはイタチごっこになる。・・な訳で、16日からの2週間は完全休養を決め込み、整体に通って鍼を打ったり、ヨガに通ってできる限りの回復に努めた。もはや、最高到達点の更新とかよりも、翌週も登れる肉体的な状況を担保しながら、隙を見て伸ばして行く心掛けの方が重要だ。目標はもちろんRPにあるので、多少は無理をしないと伸びて行かないが、限界を見極めギリギリの手前で止めないと、故障して長期強制終了になってしまうのが悩ましい。
コメント