『髭男dism』と書いて、ヒゲダンディズムと読むらしい。最近、車の中でたまに流している曲を歌っているバンドの名前なのだそうだが、そんな車に乗って岩場に向かう男達3名は、Y花によっていつの間にか「髭男dism 1号、2号、3号」と名付けられていた。
Y花と1~3号は、最近週に1~2回は荻窪のBパンでセッションしており、週末になるとほぼ同じメンバーで岩場に出かけてクライミングをしている。1号と2号はそれ以外の日にもホームジムで連登しているため、みんな一様に満身創痍で、特に1号は僧帽筋、2号は指、3号は腰にそれぞれ大きなダメージを抱えていた。とはいえ、体が動く限り岩場に向かう本能はコントロールのしようがなく、天候の見通しが読みづらい梅雨の天気予報と、各県による『県跨ぎの移動を控えよ』的な通達、という厳しいコンディションの間隙を縫って岩場へ通う道を常に模索していた。
近場のエリアの4連休の天候はどこも壊滅的だったが、修善寺の天気が木曜金曜と二日続けてくもりだったので、ここは登れる可能性があると踏み、3号からY花を通じて関連各所に情報シェア。本当は心のどこかで体を休めたかった1号と3号も、2号と筋肉女子2名の策略にまんまとハマり、翌朝6時半のコブワゴンに乗せられて一路西伊豆の城山へと向かうのであった。
城山は、やりたいルートはだいたい終わっていたので、ダスキン多摩に目を付けていたのだが、どれも湿気ていたり濡れていたりで少し危険を感じた。なので、方針を思い切り変更してY花と二人でリキフィンの下部で遊ぶことにした。一方、1号2号及び、激強女子は、最初Child’s Playで遊んでいたのだが、こちらも状態が非常に悪いらしく、1号2号が途中で見切りを付けてリキフィンに参戦した。
急にスイッチが入ってしまった2号
力技の1号
リキフィンなんて一生触ること無いと思っていたけど、何かの縁で遂に巡りあった。状態が良ければ、核心の入口まではなんとかなりそうだが、核心は相当厳しそうだ。せめて4年前にやっておけば良かったと思わないでもないが、その時できる自分のベストを尽くすという姿勢で挑み、縁が有ってまたここに来ることがあればやることにしよう。
コメント
この時期に城山とは、さすがHard Core軍団ですね! 楽しまれて何よりです。 Child’s Play… 感覚的には途中まで11b位で、最後のボルトから終了点クリップ迄が、突然劇悪になるの思い出しました。 この時期だと、非常に悪いかと。
>>1城山は、他に2、3パーティいましたよ。岩のフリクションはよくないですが、結構遊べます。
コブさん、夏でも結構遊べるとは知りませんでした。情報ありがとうございました!!