長い梅雨が明けた。いよいよ夏本番を迎えることになった8月最初の週末は、さてどこに行こうかと迷う事もなく甲府幕。髭仲間3名および筋骨女子1名によって、梅雨の時期から代わる代わるトライされていた「みこすり半劇場(12c)」は、7月半ばにロッシーが卒業し、残る3名もRP間近という状況にあった。
8月の甲府幕は、生い茂る木の葉によって岩場のほとんどが覆われているため、直射日光が当たる時間は意外と少ない。気温は手持ちの温度計で20~24℃を行き来していて涼しいが、湿度が78%~86%辺りにあってフリクションが悪く、直射日光の当たる時間帯や結露する夕方は岩が滑って予想外のところですっぽ抜けたりする。
3人とも、フリクションが良くなる秋ごろになれば登れることは間違いないと確信していたが、せっかくここまで通ったからにはなんとしてでも今落としておきたい。いつの間にか、8月の悪い状態で登らないと意味が無い的な空気が流れ始め、岩の状態が悪くても誰も言い訳をしなくなった。
3連休は、同じメンバーで1日目に甲府幕。2日目と3日目は、小川山に行くことになった。初日朝方の甲府幕は比較的状態が良く、私は最初のトライでRPする事ができた。このルートとは長い付き合いで、初めて触ったのは2014年頃。2年置きにトライをしに来ていたが、6年越しの戦いにようやく終止符が打たれた。
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