今回は具体的にどうやって体重を落とすのかについて書こうと思ったのですが、どうやって落とすかという方法論よりも大切なことがあるので、先にそれを書いておきます。
73~77㎏時代はなんとなく体重を落としたいと思ってジョギングを続けたり食事を少し控えめにしていましたが、記録は付けていませんでした。ですが、81㎏まで増えた時は何を差し置いても落とすことを優先しようと思い、しっかり自分に向き合い始め、日々体重の記録を付け、世の中のダイエット法を調べ、上手くいかなければ理由を模索するなどを繰り返し、今回のブログ記事に繋がるような長い旅が始まりました。「決意」というと仰々しいのですが、その前後で変わったことと言えば、それまで好き放題に食べていたカロリー高めの美味しいものやお菓子、おやつをここ一番では必ず控えるという事であり、いつもの飲み会、いつものクライマー同士の宴会の中にいる時であっても、最初の決意に従って食べない側を選ぶということです。
コンフォートゾーンから抜け出す私流の方法は、決意した目的に反して無意識に行ってしまう行為の記録を付けていくことです。私がクライミングを始める前には約10年間の喫煙生活があり、毎日二箱吸っていたのですが、ニコチンが切れる前に無意識にタバコを買いに行き、立ち止まって考えるプロセスなど皆無のまま次のタバコに火を付けチェーンスモーキングをしていました。禁煙にトライを始めて1年ぐらい経った時、これらの行為を記録していくことで無意識の行為を認識できるようになり、無駄を自覚できるようになって徐々に減らし、最終的に禁煙することができました。当時は「心理的コンフォートゾーン」も「心理的ホメオスタシス」も知りませんでしが、悪しき習慣を変えるには止めたい行為の記録を付け、無意識に行っていることを自覚して少しづつ改善していくことだと直感したため、体重を減らす決意をした時点で、体重や食べてるものの記録を付け始めました。ちなみにノートは何冊も書き、いつの頃だったかは忘れましたが、確かまだ体重が75~80㎏ぐらいあった頃のノートの表紙に、虚しくも「体重を66.5㎏にするノート」というタイトルを付けていました。
実際に実現できたのは8年ぐらい先だったと思うのですが、一旦挫折した後に再び向き合う決意をした先に達成し得たものです。無理な目標は立てず「年間セットポイント減を1~2㎏」に設定し、数年かけて目標に近づけて行けばよいと思います。尚、当時の記録は全て捨ててしまいました。
も早く下げたいという強い願望を持ち、やり方は何でも良いと思っており、そういう意識で世の中の情報をサーチしていた時に出会ったのが「炭水化物抜きダイエット」でした。まず、当時の私の上司が糖尿病になって医師の指導のもとで炭水化物の制限をさせられた所、みるみる痩せて行くのを目の当りにしたことでインスパイアされていました。これって健常者がやっても効果があるんじゃないかと思っているところに、糖尿病患者のメタボな人達が書いた「炭水化物抜きダイエットの本」と出会い、そこには軒並み20~30㎏痩せた人々の実例が書かれていたので、これだ!と思って自分も試してみることにしました。
ことでエネルギーにしている。
るので、意図的に炭水化物を枯渇させることで脂肪がどんどん燃焼して体重が激減する。
いい。
【留意点】
・思っている以上に色々食べれます。ですが、夕食だけ炭水化物を抜く等の食事制限とは
異なると思います。体の炭水化物を枯渇させて、燃焼モードを強制的に脂肪燃焼に切り
替えることに意味があるので、3食抜いてこそ、という感じです。
《三食炭水化物抜きダイエットの初回の結果》
私と同じぐらいの身長で100㎏ぐらいのメタボ体型の人なら、朝昼晩の食事からご飯、パン、麺類を抜くことで3週間で20㎏ぐらい減ると、その本には書いてありました。他に打つ手の無かった私は、記録を付けつつこの方法を試してみることにしました。体重は朝起きたて小をした後を基準にしていましたが、結果的には初めて4日目までに3㎏減りその後の3日で1㎏追加で減りましたが、更にその後の2週間は全く減りませんでした。尚、始めて2日目で離脱症状のような頭痛が出て、3日目にはなんともなくなると同時に無駄なものを食べたいと思わなくなりますが、常時足に力が入らずフラフラになります。ご飯とパンと麺類、お菓子は一切食べませんでした、おかずだけを普通に食べていました。厳密に淡水化物をゼロにすることはできないので、おかずの中の炭水化物に関してはルールは緩かったです。3週間のダイエット期間以降は普通に食べていましたが、その後1か月で1㎏ぐらいリバウンドしました。この結果から、次の事がわかりました。
《結果から分かった事》
そんなに減るはずがない。
ような人はおらず、スポーツをやる人のことは何も考慮されていない。
《2回目以降はやり方を変えた》
《2回目以降の結果》
・減り幅が小さいのでリンバウンドは500g程度だった。そこで、これを数か月ごとに何度も
繰り返して落としていった。
・炭水化物を抜いている3日間は辛いが、4日目からは普通に食べられるのと週末のクライ
ミングに影響なく実行できるのが良い。
・落とす手法を覚えたことで、いざとなったらあれをやれば良いと思い、普段は普通に食べ
られるようになった。
・何度もやっているうちに筋肉がかなり落ちた。行きつけの整体師からは、肩周りと首回り
がごっそりなくなったと指摘された。もともと肩が強かったのですが、体重が68㎏になり
肩周りの筋肉がなくなっているのに、昔のような肩を酷使する登り方をしていたために、
肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)になったのではないかとも思う。
尚、当時の記録は捨ててしまったのですが、確か68㎏ぐらいまで減って満足し、その後の5年間くらいは何もせずに67~70㎏の間で安定稼働。その後65~68にレンジが落ちて2年間推移し、今年の始めに更にレンジが落ちて63~65㎏の間で安定稼働を続けています。直近の6年間は、かつてやったような炭水化物抜きは一切やっていません。栄養マニアで超健康的な生活習慣を持つY花の生活パターンに合わせるようになったことで、特に意識しなくても体重維持ができるようになっていました。
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