懐かしの小川山

<ゆ> 
6月5日(土) 小川山 屋根岩2峰

先週はついに二子終業式を終えたので、久しぶりの小川山に行って参りました。「今年は5峰に行って、プラズマ火球(昌也)やマナ(Y花)をやってみたいなー」と思いつつ、久しぶりの花崗岩と長いハイキングで突然難しいのを触ると絶望してしまいそう、、、ということで、まずは屋根岩2峰に行って、気になる「かぶとむし 5.12A」をトライすることにしました。

行ってみると「駐車場が空いてる!!」
一年前はキャンパーが大勢詰めかけて満員御礼でゲンナリしましたが、今年は緊急事態宣言の影響もあってか、見かける人はクライマーが多く、昔の小川山に戻った感じです。

さて2峰を目指すと、アプローチシューズを忘れてクロックスで登山だし、ちょっと迷子になったしで着いた時点でグッタリ。早速ハンモックで昼寝です。5峰に行くなら、まずは長い登山に耐えるところから鍛えないとなー。
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ゴロゴロしていると、Yかりさんと札幌のガイドさん二人が登場。Yかりさんと札幌のFニューさんは、パタゴニア遠征してきた凄い二人です。ぬんちゃくをかけてもらうだけでなく、危ない一本目にプレクリもかけていただき、大変お世話になりました。

私たちは、まずは「チキチキバンバン 5.11b」でアップ。実は、花崗岩はクラックとマルチ、ボルダー以外(つまりフェイスルート)はほとんど登ったことが私。昨年「ブラックホール 5.12b」を登ったのが最高グレードで、他には「ロッキーロード5.12a」しか5.12以上は登っていません。そんなわけで花崗岩ルートマスターのM也様に頼りきりで、このルートも遠慮なくマスターで登っていただきます。二人とも、ちょっと濡れていることもあって1便目はビビってテンションし2便目でRP。3本目のクリップが横にランナウトしていて怖いけど、ムーブがあって面白いルートでした。

続いてパタゴニアチームのムーブをがっつり観察して「かぶとむし 5.12A」をトライ。Y花は一便目、各駅停車で頑張って抜けましたが、M也は「あわやフラッシュ?」と思わせる安定の登りで最後の核心までノーテンで行き、2便目にはメチャクチャ安定した登りでRP!M也は元々花崗岩強いけど、最近ほんとに強いなー!!体重管理術もマスターして、一皮むけたようです。

私は、2便目には最後の核心ムーブもできなくなり「今日絶対登れない・・・M也は次ここに来る理由はないし、次来たら自分でヌンチャクかけなきゃ・・・どうしよう・・・」というプレッシャーを自分で自分に与えて自爆してましたが、3便目にM也のムーブをパクったところ、なんとか最終核心も抜けることができました。追い詰められた17時からの最終便、これまた自分で勝手に感じてるプレッシャーに負けそうになりましたが、「いや、私は最後こういうときキメられる女だし!」と自分に言い聞かせ、ヒリヒリしながらRP。M也も「今日登れなかったら、Y花大暴れだなー。こえーーー!がんばれー!!」と強く祈ってくれたそうで、祈りが天に届きました。

かぶとむしは、カンテならではのオシャレムーブが色々出てきて、最後の核心からヒリヒリランナウトもスパイスが聞いて、花崗岩って楽しいなー、と感じる大変良いルートでした。

夜はN海家や、かれこれ10年?くらい知り合いなオールドクライマーたちと焚火飲み!長い月日が経っても、みんなクライミング好きですなー。楽しかったです。

さて車泊して帰ろうとすると、「これぞ小川山!!」な光景に出くわしました。
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(すみません、知らない人なのに勝手に写真撮りました)
いやー、これぞ「クライマーの聖地」廻り目平の原風景ですね。なんか懐かしい昔に戻った感じで嬉しくなった小川山でした。

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