10月29日の土曜日に、久しぶりに小川山に行ってきた。インドアでは12aまで登れるようになり、体力もかなりついてきたので、外でももう少し登りたいと思うようになったからだ。昨年怪我をして以降、小川山には2回ぐらい来ていて、トップロープながらクライミングはしている。夏には佐久の岩場でリードをして11aまで登っていたので、そろそろもう少し難しいのも登れるだろうと思っていた。
今回はマラ岩まできたので、なんならペタシマンでも触ってみようと思っていたのに、その下部パートであるシルクロードの1ピン目でテンションを掛け、3品目で敗退。体に染み込んだ恐怖のせいで全く動けませんでした。
考えを改め、目標をイレギュラー10dに定めてトライ。当然これは簡単に登れるだろうと思っていたら2ピン目で怖くて動けずテンションを張り、4ピン目で敗退。2回目のトライでは、テンションかけまくってなんとかトップアウト。
夕暮れ時の3回目のトライは、行きつ戻りつしている間に寒さで指の感覚がなくなり、心が折れそうになりながらも渾身の一手を出してなんとかRP。諦めなくてよかった。充実もした。こんなお粗末なありさまを、一緒にスプラッシュを登った仲間達に晒したのに、尚且つそれを受け入れてもらえたことも嬉しかった。
どんなグレードのルートであっても、その時点で自分が抱えている弱さを、そのクライミングを通して克服できれば、意義があって充実したものになるって事なんでしょうね。翌日は、Pump2号店で11dをやったらあっさり登れてしまった。前日に登ったイレギュラーの方がだいぶ怖くて難しく感じたし、価値あるクライミングをしたと思えた。当面は、どんなグレードを登ったかではなく、乗り越えなければならないポイントをどれだけ克服できたかでクライミングを楽しんでいくのが良さそうだ。
コメント