10日ぶりのコロッサス

最近仕事が忙しくなり、土日を潰してそれっぽいことをしている状況が3週間も続いている。
前回外岩に行ったのが11日木曜日の祝日で、今日はそれ以来10日ぶりとなる城ヶ崎に日帰りで行ってきた。

家を出る前、「午前中にコロッサスを一本目で決めて、帰って仕事の続きしよう」、などと思っていたのだが、後から考えると晴れた日曜なのに帰って仕事しようとか一瞬でも思ってる時点でおかしいよな。何かに気を取られた状態で登れるほどコロッサスは甘くありません、って事で結果は惨敗であった。ただ、忙殺されて鬱屈していた精神はシーサイドで完全に癒され、仲間にも恵まれた楽しい一日が過ごせたのは幸いだったと思う。

この日のシーサイドは、前日の雨のおかげで岩場は全体的に浸み出しが見られたが、下から見上げるコロッサスは問題が無いように思えた。しかし、実際には下からだと見えない部分が濡れていて、一本目のトライでは核心手前のホールドで指が濡れ、その後のちっこいホールドで指が滑って体勢を維持できずに終了した。

雨後に良くあるパターン。
1週間で2回も整体に行き、ジムで調整して仕事頑張り抜いてやって来たのにこれは辛い。
だが、本人がどんなに頑張ったと主張しても、人間様の都合など自然の岩には何ら関係が無く、
登れる道理が無い限り、なかなか登らせてくれない。
コロッサスもまた然り。

ハングドッグして濡れた部分を念入りに拭いても、浸み出しは後から後からやってくる。
濡れた部分を避けてちょっと手をずらすムーブもできない事は無いが、その微妙な変更はその後のムーブのバランスを微妙に崩してしまうので今更したくはない。実際この日の2回目のトライでは、浸み出しのため仕方なくそのホールドの持ち方の変更を強いられて少し変えてみたのだが、何でもない様な所でバランスを崩して落ちてしまった。

3回目のトライは夕方で、岩の状態は良かったが何故かできなかった。
その後、ハングドッグして5回試したが1度も止まらない。
そのうち体幹もヨレ、指先の爪の間から血も出てきたので終了。

核心が止まる時と止まらない時の違いは、自分のムーブでは左足のヒールの掛かり方にあると見ている。今日は非常に掛かりが悪いと思ったら、やはりヒール部分のソールが剥がれていた。
通算26便、そのパートだけで6~70回もやれば仕方がない。
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最後は靴の力というのがお粗末な結論なのだが、靴の性能でヒールの利き方が変わる事はこれまで試行錯誤してきた結果から確信を持っていて、多分これを変えれば結構な確率でできる気がしている。

願わくばGeniusの40ハーフが欲しいんだけど、このサイズはどこの店にもなかなか置いてない。
まあ奇跡的に入手できたとして、それで来週トライしても駄目ならまた考え直すしかないな・・・。

最後は駅の足湯で仲間入りさせてもらった。
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久々の独身生活という事もあり、こういう輪に入ったの1年ぶりだった。

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