鳴門神拳 

3週間ほど前、コロッサスのビレイをmotさんにお願いした時の事。
前の人のトライが長引いて暇を持て余したmotさんは、転がっていた発砲スチロール、木、石を組み合わせて変な工作を始めた。

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氏は、その人形を大事そうに抱えると、20mほど先にある大きな岩の上に立てかけた。
何か特別な意味がある訳でもなく、それは童心に火が付いた50代3児の父による洗練された暇つぶしであった。

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氏によって、「はっぽう(発砲)くん」と命名されたそのキャラは、この日のシーサイドにいた外国人達のカメラの被写体となり、やがて何者かによって帽子が被せられ、多くの人がここを訪れる様になった。

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3月12日(土) コロッサス with Hマちゃん。

金曜日の雨の影響で、岩から浸み出しがあるのを無理して登るも、一度指が濡れてしまうと、その後の小さなホールドが滑って安定せず、コロッサスとは勝負にならなかった。

今度は、暇を持て余した鳴門の怪童Hマちゃんが、ハッポウ君と格闘していた。

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鳴門神拳をハッポウ君に炸裂させ、秘孔をついて胸に7つの傷を空けてきた様だ。

写真 2

3月13日(日) Hマちゃんと、再度コロッサス

「お前はもう落ちている」

コロッサスに取りつく前、ロープを伝ってビレイヤーのHマちゃんから聞こえてきたあの声。
気付かない内に秘孔を突かれていたのかも知れない・・・・
岩の状態は悪かったが、僅かな可能性を信じてそのルートに取りついた。

「ヒデブっ!!」

だが、この日も最後まで浸み出しに泣かされ、結局登れなかった。

 

                                                   

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