力 the Y花

5月19日〜22日の日程で、Y花が一時帰国。
今回はアメリカからの逆出張という形で日曜日の夕方には帰ってしまうのだが、21日だけ空いているので日帰りで小川山に行く事にした。

その事をY花の親友Tシコ様に告げると、小川山なら行きたいという事だったので、3人で小川山に向かうことになった。Tシコ様とは、先週たまたま小川山で会い、晩もKンさんのテント前で談笑しY花の話をしていたところだった。Kンさんはこの日もMサヨっちと共に小川山の1峰に行くという事だったので、我ら3人もそこに向かうことにした。

この日は3人ともピクニックモード。
久々に日本に戻ってきたY花を交えて1日楽しく過ごせればいい。1峰には、8〜10年ぐらい前に何度かトライして返り打ちにあった、名クラッシック課題の「ムーランルージュ11c」がある。11cと言ってもかなり難しいのだが、今回のメンツが1日楽しむにはちょうどいいルートに思えた。

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Y花 on「ムーランルージュ」

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何とかRPするところを撮って頂いた。
ここを取れば実質終了

1日中陽が当たってやや滑り、苦戦を強いられながらもナント全員完登。3人で持って帰ろうと言って全員できたのも良かったし、かつて全くできなかった過去の自分を越えられたのも良かった。

その後、Tシコ様は当初の予定通り夕方からボルダーに向かい、Y花と自分はみんなのお勧めと「力 the Y花」を見たいというリクエストに応え、Kンさんがガチトライしている「力the大岩」を1回ずつ触らせて貰った。
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気迫が伝わる登りを見せるKンさん

最初からパワー全開で登るこのルート、一度自分で触ってからKンさんの登りを見るとその大変さが良くわかるのだが、Kンさんに対するパートナーMサヨ様のコメントは辛辣なものだった。

「なんでそこで落ちるんだよぉ」
「真剣さが足りねんだよ。」
「来週もあると思うなよ!!」
・・・・
・・・・・・
・・・
1トライ終わる毎にMサヨ様の口から吐き出される、暴言とも受け取れるお言葉の数々は、文字に起こしたものを見る分には励みになるかも知れない…松岡修造ばりに「Mサヨの日めくりカレンダー」にすれば売れるんじゃないかという意見がその場を占めた。

その後、我々二人は近くにあるおむすび山スラブに向かって残りの時間を過ごすことにした。おむすび山には10年ぶりに来たのだが、なんとなく覚えている。無名の10aだけは登れた記憶があったので、今回はその右隣のルートをやることにした。Y花がマスターオンサイトして自分がフラッシュ。久々のスラブは真剣勝負そのもので、この日一番の充実感を二人で味わって終了した。後で調べたらリメンブランス10cというルートだった。

ちなみに、リメンブランスはバラの品種の一種で、花言葉は「(自分のパートナーと)一緒に死ねたらいいのに、」という恋の誓いの意味があるらしい。

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