《M》
8月からクライミングジムに頻繁に通うようになった。最初は定期を使って行ける一番近いジムということで下北沢のグラビティ。知り合いも見た顔も一人もいない完全アウェイの下北らしいジムだった。3級まではだいたい登れて2級は3割ぐらい登れたが、1級は全くできない。後で出てくるT-WALLは別として、このできるできないの割合はだいたいどこのジムでも同じで、しかも6〜7年前から変わってない。なので自分の感覚として染み込んだグレードの基準にだいたい合っている様に思う。
ちなみに1級はどこのジムに行ってもだいたい1手目か2手目からできない事が多い。多くのジムは通いだすと2級あたりで半分ぐらいの課題は手詰まりになり、それ以上登れる様に何らかの努力をし出すと、必ず指か肩か腰を痛めるかしてしばらく離脱する事になる。なので、いつしかジムではグレードは追わなくなり、ここ数年のボルダーエリアでの活動は週末の岩場に向けた調整の場と割り切る様になっていた。
しかし、最近ジム通いの頻度を上げてきたら昔の調子が少し戻ってきたので、自分のレベルをもう一段階上げて見ようかと思い、お盆が空けたくらいから新しくできた新橋のT-WALLに向かう事にした。
T-WALLと言えば昔江戸川橋に通っていた事があり、グレードは他のジムに比べるとやや辛めの印象がある。最近の多くのジムは営業的な見地からビギナーでも楽しめる様にという事からなのか、かなりフレンドリーなグレーディングにしてあって、初めて体験する人でも6級ぐらいまで登れる様になっている事がある。しかし、T-WALLにビギナーフレンドリーという言葉の存在は感じない。友達になりたかったら己を磨いて強くなってからやって来いという、別次元のフレンドリーなポリシーを感じる昔ながらの硬派なジムと言った感じだ。
T-WALL系列には5年くらい行ってなかったので、今回久しぶりに訪問した時そのことは忘れていた。
まず手始めにアップのつもりで5級に取り付いたら落とされた。何かの間違いじゃないかと思って隣の5級をやってまた落とされた。かつて自分の中にインプットされていたT-WALLグレードは健在の様だ。客に媚びる気は全く感じられず、7級でも簡単には登らせてくれない。それでも、聞くところによると新橋店より江戸川橋店の方がカラいらしい。
それはさておき、こっちも火が着いてしまったので片っ端から全部登ってやろうと思い、1週間で4回も通ってしまった。4級は全部登れたと言いたいところだったが、1本登れないのがあった。ついでに登れない6級も1本ある。3級は2本登れて残りの課題とは格闘中なのだが、ここへ来て腰痛が再発したので土曜日から休養を余儀なくされている。この数年繰り返している、いつものパターンだ。やはり、各人が持つ限界グレードというのは決まっていて、それ以上の境地には辿り着けないものなのだろうか。
Yいか様にお借りしているチョークバックと、12,000円で買ったSKWAMA
コメント
ムサコから直ぐですもんね。
前から気になってますが、平日はちょっと行けないですね。
隔週でしか通ってないくせに、ボルダーのホームジムは新橋だと思って、頑張ってます。
4級が私の練習にちょうどよくて(頭も勇気もフィジカルも)、全部登るつもりで頑張ってたんですけれど。こぶさんでも積み残しがあるなんて、ショックが大きいです・・・(泣)
いつかひょっこりお会いできたら嬉しいです。
腰よくなりますように!
みわさんのブログ読んでます。T-WALLも自分が行き始めたら、みわさんが書いてる内容が良く理解できる様になりましたよ。
自分ができない4級は垂壁にあるBの課題と、スラブにあるスローパーの6級です。何回やってもできません。その他の4級も、遠い課題が多くクセもの揃いで、どれも結構打ちましたよ。
来週ぐらいには復帰しようと思ってますが、不定期に出没すると思います。会う事があったらよろしくお願いします。