娘を訪ねて三千里:ワシントン

鳥取に住む両親が、はるばるアメリカ合衆国までやってきた。
鳥取からフィラデルフィアまでの距離は直線でも11,126㎞、約2.8千里あるようで、本当に「娘を訪ねて三千里」だった。これまでガイド付きツアー以外で海外に出かけたことがない両親が、鳥取→フィラデルフィアと24時間近くかけて移動して、日本人がほとんどいないペンシルベニア州ランズデールまでやってきて、最後にはUberや電車を使って買い物行ったり遠出できたのは賞賛に値すると思う。

1)旅の始まり
「せっかくだからアメリカ遊びにきたら?」と深く考えない無責任娘の提案により、父母がアメリカ旅行を決意した。激安航空券を探すと「鳥取⇔羽田⇔ミネアポリス⇔フィラデルフィア」で一人7万円という怪しすぎる値段のチケットを発見。アメリカでの乗り継ぎは少し変わっていて、海外から最初に着いた空港で、入国審査を済ませ、荷物を受け取って、税関も通らないといけない。ちょっと心配だけど、この値段なら父母に頑張ってもらう価値がある!M也に頼んで、アメリカのプリペイド携帯を父母に届けてもらい、いざというときには電話できるという体勢を整えて、二人にチャレンジしてもらうことにした。かなり心配していたが、入国審査もふつうに英語で答えていたようで、難なくクリア!無事にアメリカツアーが始まった。

2)初ワシントンDC
まずはワシントンDC。DCというと首都、ホワイトハウスというイメージしかなかったが、すごいのは美術館やスミソニアン博物館!歩いて行ける距離に立ち並んでいるうえに、全て無料で入れる。街並みも緑が多くて、仰々しい官公庁的な建物が立ち並び、歩いているだけで結構楽しい。フィラデルフィアから車で3時間程度で行けるが、クライミングに行きすぎて暇がないので、今回初めて訪れることができた。

さっそく、有名なスミソニアン国立自然史博物館へ。
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動物のはく製、昆虫から、恐竜の化石、人類の歴史まで、感動しながらお勉強できちゃう。
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生き物だけでなく、宇宙や岩石などに関する展示もあり、宝石展示ホールは特に有名。
45.5カラットのホープダイアモンド。
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でも当然クライマーなんで、宝石より岩のほうが興味あり。どの岩が一番ウェット??なんてメチャ気になる展示が!!
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アメリカ全土の岩石組成。赤がIgneous rock (花崗岩などが含まれる火山岩)、黄色がSedimentary rock (砂岩などが含まれる堆積岩)、緑がMetamorphic Rock(Gneissなどが含まれる変成岩)だそうです。確かにYosemiteとかBishopのあたりは赤だーとか、Chattanoogaのあたりはやはり砂岩の黄色だな、でもちょっと移動すると赤だ、、とか見てると見飽きません。

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Naitional Gallary of Artのなかには、ちゃんとしたロダンの考える人がいます。
こちらは外の公園で考え事をされているウサギさん。

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スミソニアン航空宇宙博物館も大人気でしたが、我が家的には自然史博物館の勝利でした。

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