《ゆ》
日本はすっかり春模様だったが、こちらは冬がぶり返したように雪が積もり、外岩は厳しい状況。
田舎に暮らしているので、どこを見てもこんな景色。
私自身は、日本の花粉のせいで始まった喘息生活のため、クライミングどころかちょっと早く歩いただけでも咳が出る状況が続いて全ての運動を中止していたため、外岩の可能性がないのは嬉しかったりする。日本に帰国前はジョギングしたり、筋トレしたりしていたが、今は週末も終わらない仕事をダラダラして、疲れたら映画見て本読んでゴロゴロ。
このままじゃ運動不足な中年小太りサラリーマンまっしぐらだな、と思い、先日は渋々2週間ぶりにクライミングジムに行ってみた。行くまでは行きたくない気持ちと苦痛でいっぱいだったが、いざジムに着くと、クライマーと喋って、みんなでセッションし、「なんだ、クライミング楽しいじゃん」と思えた。咳で腹筋・背筋・胸周りの筋肉が全て筋肉痛になってたのが功を奏したのか、体幹の筋肉だけは良く動いてくれた。しかしこの半年くらい、何かと言い訳を探してはクライミングしなくなったので、本格的に復帰したいなら相当な努力と時間が必要だと感じた。
それにしても「健康のため」以外の理由で、クライミングしたいという気持ちが起きない。とうとうクライミングをやめる日が来てしまったのかしら。夫はディープなクライミングを楽しんでるようだけど、私は岩の話を聞いてもときめかない。悲しいけれど、岩の生活から離れるのは、それはそれで幸せな気もする。しばらくはこのままクライミングと縁遠い暮らしがしたい。でも晴れると「登らなきゃ」という気持ちになるので、週末に雪と雨が降ってくれ!と、邪悪な気持ちで祈ってしまうのでした。
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