KOBU’sキッチン その4  『回鍋肉』と『にんにくのホイル焼き』

前回作った麻婆豆腐の話を会社の女子に振ったところ、「K保さんをそこまで変える奥さんって凄いですねー!」という返しがあり、その褒め言葉が何一つ自分にカスっていない事に気付く。「あの、料理とかを全くやらず、料理をする人々に対する理解を示さなそうなK保像」と「その、ちゃんと成長し切れていなかった男を成長させたY花の凄さ」だけが浮き彫りになった形だ。内助の功と言うのはこういうことか。
さて、1回書いて終わりにしようかと思ったKobu’sキッチンも4回目。今回は、先日麻婆豆腐を作った際に余ってしまった「にんにく」を消費するべく思いついた『にんにくのホイル焼き』。20代後半まで「にんにく」のことを肉の一種だと思い込んでいたのだが、なんでその肉を食べると口がくさくなるのか、みんながなぜそんなに恐れおののきながらそれを食べるのか、「さっき食べたにんにくが・・・」という会話のあとに「(肉なんか入ってたっけ?)」・・・などと全く腑に落ちずに「?」マークを散らつかせていた日々が懐かしい。
【にんにくのホイル焼き】

・にんにく一房をばらして、ひとかけ(一片)ずつ薄皮を剥き半分に切る。これが一番時間がかかった。
d6b13c18.jpg

 

・これをレンジで1分間あたためてホクホクにしたあと、2重にしたホイルの中にオリーブオイルを浸し、塩を少しいれてオーブントースターで8分。
4594123b.jpg

 

・「あれ、こんだけ?」と言うぐらい簡単にできたが、予想以上に美味かった。

【回鍋肉】

回鍋肉の素がストックにあり、「にんにくのホイル焼き」と合いそうなので作ることにした。冷蔵庫に余っていた、長ネギ1/2が使い切れるのが嬉しいキャベツとピーマンと豚バラは追加で買ってきた。

余った食材を腐らせる前に別の料理に使うのが今のテーマ。更にY花からは、常々「緑黄色野菜」を入れるように言われているのだが、ネットで「緑黄色野菜」を調べたところ「ピーマン」も入っていたので、今回は栄養バランス的にもギリOK。

ちなみに「緑黄色野菜」とは厚生労働省が基準を出していて、食べられる部分100gに含まれるカロチンの量が600μg以上の野菜を指し、色によって区別している訳ではないらしい。ピーマンは600μ未満なのだが食べる量が多ければ含めて良い野菜として例に挙がっていた。

調理は簡単。
・キャベツとピーマンを食べやすいように切って炒める。
・長ネギと豚バラ肉を別途炒める。
・回鍋肉の素をキャベツ/ピーマンに絡めたあと、長ネギと豚肉を混ぜてできあがり。

f992991b.jpg

今回キャベツを切っている時にあることを思い出した。
よく、嫌いな食べものを聞かれて答えに窮してしまうのだが、「キャベツの芯の部分」が嫌いだった。出されれば食べるのだが、この部分を食べる時だけ我慢を強いられる。例えば回鍋肉を食べていると「美味ぇ、美味ぇ」と食べている時に、キャベツの芯が現れると忍耐を強いられてさっきまでの「美味ぇ」の勢いが弱るのだ。お店で出される料理だと、芯ばっかりの時があって萎えることもあるが、今回は作るものの特権として、芯は取り除いておいた。
0415f004.jpg

 

コメント