KOBU’sキッチン その6 『レンコンのきんぴら』

《ま》
怖い時代になった。
岩場で女性とクライミング談義でもしようものなら、その様子が本人の気づかない内にスマホで撮影され、あらぬ容疑を掛けられた上に、瞬時にしてアメリカにいる妻の元に配信されてしまうのだ。
http://blog.livedoor.jp/kobuyuika/archives/16233375.html
確かにあの時は話に花が咲いていたのだが、あくまでもクライミングの話をしていたのであって、料理の話はしていない。料理の話は、ここに書くまでしたためていたのである。と言うわけで、今回は『レンコンのきんぴら』を作った話。

ある寝坊した日の朝、全くもって料理する気すらなかったのに、アメリカから遠隔コントロールされるがまま、キッチンでレンコンを切り、灰汁を抜くために水に浸していた。教えて貰った『レンコンのきんぴら』はレンコンとニンジンだけでできるらしい。レンコンは10日前に買ってあり、ニンジンは『鍋』をやった時のが余っていたのだが、表面がしなびているし中を切っても新鮮味の無い色をしている。このニンジンを使うべきかどうかはかなり迷った。レンコンは切ってしまったので、もう後には引けない。
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写真を撮り、アメリカに拠点を置く“KOBU’sキッチンUSオフィス 早朝サポートセンター”に問い合わせると「イケる」と言う事だったので、レンコンと同じくイチョウ切りにした。その間にレンコンは水に浸してアク抜き。

それからゴマ油を引いたフライパンでレンコンとニンジンを炒め、みりんと醤油を大さじでそれぞれ一杯ずつ混ぜて、しばらく炒めて出来上がり。
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今回初めてレンコンを切ったのだが、あの穴の空いた構造って良くできている。Y花によればハニカム構造と同じで軽くて強度が保たれる形状らしい。
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カムもこれを真似したのかもしれないねー、とか言いながら食べた『レンコンのきんぴら』なのであった。やっぱり今度はカムの話をする振りをして、岩場で『きんぴらレンコン』の話でもしようかなー。

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