《ゆ》
ヨセミテツアー①はまさかの回想録で終わってしまった。実は2014年にもボルダ―ツアーでヨセミテに来ているのだが、書いていると②も終わってしまうので省略。人生穏やかに過ごせることはなく、今回も山あり谷ありのツアーだった。
- 谷①
M也がサンノゼに着く時間に合わせようとすると、我が家を4時に出発し6時45分の飛行機に乗る必要がある。多少のリスクを感じつつも、このフライトを予約し、きっちり3時半に起き、4時に出発したのだが、、、、方向音痴が災いしてちょっと遅れ、ボルダーマットにいちゃもんをつけられてドンドン時間が経っていく。朝6時なのに空港は混んでいて、順番待ちをして6時ちょっと過ぎにチェックインしようとすると、「45分前に荷物が預けられていないと搭乗できません」との通告。。。。1時間半後のフライトに切り替えられてしまうことになった。幸いMの入国手続きが遅れたため1時間弱待たせるだけで済んだが、最初から嵐の香りがしてきた。
- 谷②
Mをピックアップし遅延を謝罪していると、「いや、俺も実はトラブルが。。。」なんと免許不携帯で来てしまったらしい。サンノゼからヨセミテは4時間程度で大した距離ではないが、運転の下手なY花が全て運転すること確定。Y花の心に若干の嵐。
- 山①
とはいえ、今回のヨセミテツアーは久々のデートなのだ!しかも私たちがいる期間だけ天気予報は毎日快晴!青空の下、広大な西海岸の景色を見ながら気楽なドライブを楽しみ、Mariposaの宿へ。Yosemite Valleyまで1時間15分くらいのYosemite Nights Bed & Breakfastというところに2泊したのだが、民家の一部を開放して10名程度の宿泊者を泊めているペンションのようなところで、いたるところにこだわりの可愛いグッズが一杯。
そして、おばあちゃんとお母さんが作ってくれる豪華な朝食を他の宿泊客とテーブルを囲んで雑談しながら食べるという、ファミリー感あふれる素敵な場所だった。
朝から推定1000キロカロリーくらい摂っちゃって、ヨセミテに着くころには大渋滞もあって11時くらいになっちゃったが、大満足だった。ランチに焼きたてのバナナブレッドを持たしてくれたり、暖かいおもてなし精神が素敵すぎる。ストイックなクライミングツアーでなければ、とてもオススメです。
Yosemite Valleyの近くに泊まろうとすると、正しいクライマーとしてCamp4に泊まるか、Yosemite View Lodgeとか高いホテルしかなく、その辺には立派なスーパーもないしレストランもない。なので今回は一時間離れたMariposaに泊まり、毎日ドライブすることにした。ドライブはアップダウンとカーブが多い道ではあるが一本道でそれほど苦にはならないし、宿代はだいぶ安くあがり、お惣菜も売っている「Pioneer Market」というスーパーがあって、お酒も食事も困らないので、ボルダ―でヨセミテにくるならMariposaはアリだと思います。マルチをやるならCamp4かYosemite View Lodgeじゃないと辛いかなー。
- 山②
ヨセミテに来るなら予習ビデオとして必ず見ていただきたいのが、
「Valley Uprising」
https://www.youtube.com/watch?v=o86TpaSBcWw
開拓初期から現代まで、岩にとりつかれたヒッピーでハッピーで魅力的なクライマーたちのヨセミテラブっぷりを見て、ヨセミテを好きにならないではいられない!!そんなヨセミテに対するあこがれや愛でいっぱいになった状態でこの地にたどり着くと、「あー、もうエルキャプ、ハーフドーム見れただけでOK。花崗岩難しいから全然登れないけどOK」って気持ちになります。
今回もボルダ―で来てしまったけど、いつかクラック上手になってマルチピッチやりたいなー。
(続く)
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