《ゆ》
7月2日(日)
3)アンテロープキャニオン
セドナから車で3時間ほど北上し、向かった先はアンテロープキャニオン。アンテロープキャニオンは、ネイティブアメリカンの自治区のひとつ、Navajo Nationの中にあるとても幻想的な 谷で、ガイドブック等写真を見ると、「本当にこんなところがあるの?Photoshop?」と疑ってしまう。が、実際みると
本当に幻想的でした。岩はセドナもここも砂岩なのだが、セドナは薄い岩は手で折ったりできるような脆い岩なのだが、アンテロープキャニオンの岩は触るとさらさらと表面が崩れていくけど、叩いてもがっちりしているという感じで、岩質の差が全然違う景色を生み出しているようだった。
地上には何も見えず、どこ?と思うが地面から潜ったところにある。
下はこんな風になってます。階段が狭くてとても急なので谷に入るのが大変なため、行列ができてしまう。そんなわけで2時間近く並ばされてしまったが、ガイドのネイティブアメリカンの人が手品をしてくれたり彼らの言語や歴史を話してくれて飽きずに待てた。ナバホ族の言葉が第二次世界大戦の軍隊の暗号に使われていたとか、ネイティブアメリカンは1000万人いたが95%くらいがヨーロッパ人に殺されたとか、自治区の失業率は40%くらい?とか、色々考えさせられた。
続いてユタ州にあるNational ParkのMonument Valleyへ。アリゾナ→ユタは観光地じゃないところでも道行く景色が広大ですごく迫力があり、ひたすらまっすぐで、あっという間に3時間くらい運転できた。アメリカって本当にでかい国だなーと思う。そういえばクライマーによると、東海岸からコロラドに行くI-70という道は強烈にまっすぐで何もないらしく、グーグルマップが「次の500マイル(800km)直進です」とか言ったりするらしい。この国にいたら、Driverless Car(自動運転カー)を作りたくなるわな、と思う。
生でみると本当にすごいのだが、あまりに迫力がありすぎて全然写真に入らない。
アリゾナは相当砂岩だらけでクライマーの天国みたいに見えるが、巨岩が不思議な形に削り取られている何たらバレーとかキャニオンは、とても脆く、ちょっと登れないかなーと思った。でもクライマー魂でついついフリクションを確かめたり、持ちやすいホールドがないか探ってみたり、強度を確かめたり、ついついお触りしてしまうのでした。
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