亀の教訓

《M》

真夏にクライミングと言えば、御前岩!!

もちろんそんな話は聞いたことがないが、岩の状態は夏の花崗岩よりだいぶマシで、来年以降みんなそう言っている可能性も拭えない。真偽のほどはさておき、先週に引き続き今日もアスリーツボディにトライ。

自分にとっては、肩の不調による戦線離脱からの復帰を賭けたルート選びでもあり、できるだけ早くRPしたいと思っている。ちなみに先週まで核心部のムーブ解決ができていなかった上に、トップアウトもまだだったが、今日はこの一週間で固めてきたイメージを武器に、最初のトライで登る意気込みでやってきた。

自分が固めてきたイメージと実際のルートの強度の差は、アドリブでは埋め切れず、最初のトライでは直ぐにロープにブラ下がることになった。核心部では、ちょっとした足の角度や左右の足の上げる順番の違いにより、できたりできなかったりするパートがあって、最適なムーブを固めるのにだいぶ時間が掛かった。

今日は人が少なかったこともあり、たっぷり時間を取って各パートのムーブを固めトップアウト。だが、今日は体調が良くなく、次のトライはロクに体が動かなくて終了した。

パートナーである、ウサギのY花はDr.メイジをRPして更に亀達を引き離し、亀達からはほとんど見えないところを駆け抜けて行った。

【教訓】
ウサギと亀の話は、ウサギ的人間が自分を戒めるために心に留めるのは良いが、亀的人間がウサギに対する逆転を期待して「フムフム今に見てろよ。」と思ってても、その逆転劇は永久に起こらないことがわかった。

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