今週末もSかもっちゃんと土日でシーサイド。
Y花は日曜のみ参戦となった。
メインでトライするルートはスプラッシュ13cだが、こういう自分の限界を超えるような高難度ルートは、大きな進歩の無いまま同じ事ばかりを繰り返し、気づいた時にはそれ以外のルートが登れない状態になっている、などとということが非常に多い。なので、サブ的な目標ルートを作り、RP体制に入るまでは平行してそれらにトライすることにした。
サブの目標ルートは「BreakPoint11d」「サイクロン11b」「ドラゴンフライ11c」「クッキーアンドクリーム ファナテック12b」「理不尽川12c」「ハイプレッシャー12a」を考えていて、ハイプレッシャーに辿り着いたら、その派生ルートでもある「コロッサス13a」をやろうとかと思っている。
「BreakPoint11d」は先週の最後に、岩の状態が良い時間帯があってRPできたので、今回は2年前の宿題でもある「サイクロン11b」をどこかのタイミングで狙うことにした。とは言え、まずはスプラッシュ。股関節が固いとか、進歩が遅いなどと言って嘆いても始まらないので、一歩でも進化させるべく、とりあえずはトライすることにした。
サーカスやスプラッシュは、スタート地点が同じなのだが、ここの出だしが意外と悪い。その上、つい先日、最初に足を乗せるホールドが壊れてしまい、関係各位で大騒ぎ。しかし、このホールドをShun様が元の位置にはめ込み、今まで通り登れるようになったと言ってみんなで喜んでいた。ところが、この週末の土曜日に、またしてもこのホールドが壊れてしまったようだ。
あとで現場に駆けつけてみると、サングラスを掛けた怪しい男が、指紋を残さないように手袋をしながら、このラインのスタート地点を触っているのが確認できた。
とは言え、無くなってしまったものは仕方がない。しかも最初のパートは地ジャンで解決できたので、気にしないことにした。さて、先週末まで左足を上げる事ができずに、処理できなかったリップ超えのパートは、何故か今週左足が上がるようになって、進歩が見られた。
(柔軟性を欠き、狭苦しくて動けない私)
ただし、思った位置に動かすことができないため、左足を上げてから上体を動かすことができずに手詰まりとなっている。2日目も似たようなもので、色々改善を試みている内にいくつか改善策は考えたが、決定打となるようなムーブ解決には至らなかった。「サイクロン11b」は2日目のアップでRP。ボルトルートの11bとムーブの難度は同じぐらいだが、核心が凝縮されているので意外と難しい。ギリギリで登れた。
尚、今シーズンのスプラッシュは大盛況。
土曜日から3連登というイーちゃんは、不屈の闘志でトライを続け、ルーフ超えからトラバースまでの局面を遂に乗り越えた。
また、日曜日に初参戦となったロッシーに至っては、難しいところが無いと言って、このルーフ超えからトラバースまでの局面をわずか2便で解決し、上部のサーカスライトパートのムーブ解決に挑むに至った。
日曜日には、この1週間で戦略を練ってやってきた結花も参戦し、遂に全てのパートを解決。後は、繋げるだけとなった。
前日に見かけた怪しいサングラスの男に似ているが、きっと人違いだろう。シーサイドに4回しか来たことが無いスーさんが、2回も続けてホールドを破壊する訳がない。
話題がスプラッシュに偏ってしまったが、この週末は他にも色々トピックスがあった。まず、土曜日に我々チームに加わって一緒に登っていたTKDが、わずか4回のトライでシンデレラをRP。
日曜日には、ギリシャツアーのメンバーであるロシが、わずか2日間のトライでやはりシンデレラをRP。ギリシャで見せた強さは本物だった。
Y花と二人で陰ながら見守っているMOTさんは、あと一手のホント惜しいところまで攻めていたが惜しくもフォール。
みんな見守ってますから、頑張ってください。
あと、今週末最も嬉しかったのは、大岩さんに再会できたこと。シンデレラを初め、パン1、パン2、ピスタチオ、ホワイトシャーク、トムボーイ、キャデラックランチなど、このエリアのルートを開拓したのが大岩さん。この日は講習でシーサイドに来ていた。
17年前の1月、名古屋ビッグロック(=大岩)が開店した次の日から、自分はクライミングジムに通い始めた。大岩さんは、しばらくバイトも雇わずジム運営を一人でやっていたので、色々教わった。自分のクライミングの原点にいる人で、数年前に横浜のビックロックで再会した時は、私のことを「不肖の弟子」と言っていたので、師匠と呼ばせて貰ってもいいだろう。この日は大岩さんの顔を見た瞬間、ついつい「大岩さん、握手してください!!」と言って握手して貰った。分厚い手だった。そのあとは、近況を簡単に話しただけだが、スプラッシュをやってると言ったら、帰り掛けにエールを頂いた。
コメント
股関節の柔軟性!自分もスプラッシュをトライするときがいつ来ても良いようにストレッチしてます!
サイクロンもやりたい!あとでメッセージします。カム何が必要か教えてくだされー。
理不尽川もやりたいので一緒にやりましょうー。
自分はあとはピエロかな。今週末、やろうかな。
ロシは今週末くるなら、スプラッシュですねー。強さをいかんなく発揮して欲しい!
悪いヤツがいるもんですね〜!
しかもボクの変装までして中指立ててたし!
柔軟性大事ですね。
毎日ヨガやりたいぐらいですが、時間が全く取れません。
理不尽川やりましょうね。
やはり、「成りすまし」でしたか!
朝から、Y花に向かって中指突き立ててくるので、そんな人のはずはないと思ってましたよ。
写真をありがとうございます。
この角度だと右脇がガバガバなのがわかりますね。
駄目だった理由が分かりました。m(_ _)m
>>4
職場でブログ読んでたのに笑っちゃいましたよw
遠目に見てると、もうできそうに見えますよ。
>>6
犯人は誰にもわからない場所で、ほくそ笑んでいたのか…
冒頭のコメント良いこと言いますね。 Adam Ondra も同じルートをひたすらトライしているとクライミングの総合的能力は下がってくると言ってました。 trainingbeta のpodcast で、Pagie Classen がnecessary evil だったかをredpoint したときのtactics を語っていて、本命ルートをトライするのは主に午前中で、疲れてきたらサブ的ルートを登ったと言ってたのを聞いて成る程と思ったのを思い出しました。
>>9 Hankさん
コメントありがとうございます。
では、考え方は概ね間違ってないということですね。しかし、スプラッシュの場合は、午前中の岩の状態が湿気湿気なので、サブルートは午前中に1トライ、1日の最後にもう1トライでやってます。
trainingbetaのpodcastは、妻のY花がアメリカにいた時に勧められたそうですが、私は知りませんでした。
コブさん、どうもです。 確かに岩はコンデションとの戦いもありますね。 でもコブさんなら絶対に落とせると思いますよ。 trainingbetaは結構理論的なトレーニング方法が述べられたりしてて、自分には参考になります。 あと怪我予防ではjarred vagyのclimbing injury freeというサイト が秀逸で、同名の本も購入出来ます。 この本にでてるコンデショニングを電車の中や、誰もいない会議室でやってますが、たまに人に見つかってかなり怪しまれています。
>>11
climbing injury freeのサイトを覗きましたが、これは面白そうですね。podcastは私のリスニング能力に難有りなのでトライするのが億劫です。
ところでHankさんて、誰なんだろう、というのが我が家のホットな話題になってます。
自己紹介せず、大変失礼いたしました。 以前、辻さんにお二人をジムでご紹介いただいた事がございます。 つよぽんさんも、多分当方を存じ上げてるとは思います。 最近全然外岩には行ってないので、皆様とあまりお目にかかる機会が無くなってしまいましたが。 滅茶弱いクライマーですが、これからもよろしくお願いいたします! お二人のblogは、いつも楽しませて頂いております!
>>13 Hankさん
辻さん繋がりですか、了解しました。最近P2には行けてませんが、再会したらよろしくお願いします。
ブログ読んで頂けてるのは励みになります。最近は思いも寄らないところから、ブログ読んでますと言われることもあり、ブロガー冥利に尽きます。
コブさん、承知いたしました。 コブさんのblog は、本当にモチベーションと、クライミングへの気力を高めてくれます。 これからも愛読させて頂きます‼
>>15 Hankさん ありがとうございます。Hankさんのこと、「多分あの人だな」という感じで何となくわかりました。再会を楽しみにしています。けど、違ったらどうしよう(笑)
>>16
承知いたしました。 基本的には変な人と言われています。 今度岩場でお会いする際に、顔が知られないように自分の偽者を3人連れて行きます!!
コメントがいっぱい!ハンクさんは分かりますよ!!
一緒に外岩いきましょうーーー。
自分のブログも毎日、150アクセスとかあるんですが、誰が見てるか分からないです。。。
>>18 誰が見てるのかわかると良いんだけどねー。