事態が動き出したのは6月14日。既にあれから1ヶ月が経過していました。Sしゅんたろうが、カードの請求を確認したところ、5月5日付けで、€400が引き落とされているのを確認。彼らは、5月5日に引き落としを完了させたあと、証拠と言えないようなものを送り付けてきて我々にその弁償(?)費用を請求し、有無を言わせないようなメールを送り付けていたことになります。また、何も知らない我々が、そのことに気付いて後から文句を言っても、引き落としを完了させていた事実は知らせず、のらりくらりとかわし、「直ぐに返事する」と言って電話を切らせては、そのまま放置という手法を繰り返しました。メールで送ったこちらの主張は全部拒否って、あとは事態が風化していくのを待っていただけだったのです。
彼らは我々の同意なく引き落としを完了させており、かなり悪質です。しかし、良くも悪くも相手のやり方がはっきりすると、こちらのやり方も決めやすくなります。これまでは「引き落としがされないための交渉」を試みていましたが、もうそういう段階ではない。だいぶ遅れを取りましたが、ここからは「不当な引き落としの返金要求」に的を絞る事ができます。6月14日に、Y太がレンターカー会社に電話したところ、直ぐに返答するよう上司に伝えますという返事がありました。しかし、結局3日経っても返事がなかったので、6月17日に越境消費者センターに相談することにしました。
https://www.ccj.kokusen.go.jp/ccj_syki
消費者センターがどんな力を持っていて、何をしてくれるのか少し不安はありましたが、事情は全部汲み取ってくれたようです。ただし、彼らがしてくれることは一般的なアドバイスにとどまります。
6月21日に返答がありました。
1.レンタカー会社との揉め事で、消費者センターが類似の相談を貰ったケースでは平行線をたどります。
2.請求の理由になっている状況について、そうでなかったことが確認できる客観的な画像を持っていたら
レンタカー会社に提示されるようお願いします。(ねーよ。)
3.保険に加入していたら・・・・(ありえん。我々は紛失してないので、保険適用で弁償費用を補填してもらう気はありません。)
4.連絡しているのは、レンタカー会社でしょうか。それともレンタカー会社を仲介している事業者で
しょうか?
「ダメだこりゃ。」
6月26日
Sゅんたろうが消費者センターとさらに議論し、次のようなアドバイスを得ていました。
1.・・・・
2.レンタカー会社と交渉が進まない場合、レンタカー予約サイト(Rentalcar.Com)に支援を求めて
みるのも一案です。
3.以上の交渉をしても・・・・・カード会社に・・・・(ダメって言われてるし)
この時点で私は傍観するしかありませんでした。そもそも消費者センターからの回答も結構く長くて、気力が充実してないと読みきれないし、どれを選択するべきかを精査する気にもなれません。前半戦で、レンタカー会社の鉄壁のガードを見てきただけに、もう一回やってやろうという気にもなれませんでした。今回のアドバイスを見ても、「予約サイトとか関係あんのー?」ぐらいに思っていたのですが、我が家からバトンタッチしたS家が諦めずにバトンを繋ぎ、わずかな希望に賭けて次の一手を繰り出し続けてくれました。
S家は、過去の経験から、こうした問題がある時に予約サイトは日本語で非常に良い対応をしてくれることを知っていました。レンタカーの予約は、別会社が運営する予約サイトを通して話が来ます。こうした問題があっても予約サイトの運営会社が何もしなければ評判が落ちますし、彼らにとって顧客の評判はサイト運営の命なので一生懸命対応してくれます。一方、レンタカーの会社は、海の向こうの日本人の評判など、露ほども気にしていませんが、サイト運営会社との関係が悪くなれば仕事がなくなりますから、予約サイト会社からのクレームなら聞き入れる可能性があります。早くからこの理屈に気づいていたのはSっちんでしたが、問題発生当初には、問い合わせをするカスタマーサイトが見つけられませんでした。
しかし、思わぬところに予約サイトカスタマーサイトがみつかり、交渉の糸口だけは確保。消費者センターからのアドバイスを受ける前の21日に、S家が連絡を取っていました。
コメント
レンタカー仲介サイト(rentacar.comなど)を通してるのであれば、その仲介者がトラブル解消に向けて動いてくれると思います。実際に助けていただきました。
単独で直接レンタカー会社から予約したのであれば難しいかも。
>>1 gさんコメントありがとうございます。実際rentacar.comに依頼することになりました。焦らす訳ではありませんが、その後の経緯については、「その4 」として明日公開する予定です。