体重コントロールの謎 その1《解くのに19年かかった超難問》

《M》

岩場にいると体重の話題を良く耳にしますが、12年掛けて18㎏落としてきた私にとっては他人事ではありません。その前に失敗を繰り返してきた7年間を入れれば、足掛け19年取り組んでいることになります。そして、次の3点を実行すれば体重のコントロールはどうにかなるはずなんだけどな~、と思いつつ黙って話を聞いていることがあります。

①目標と目的を定める。
②体重を減らす方法は、効果があるなら何でもいい。
③効果をフィードバックしながら、記録を付け続ける

 長い時間を掛けて地道に辿ってきた道の最終的な結論は上の3つに集約されているため、他の人もそうなるはずだと思い自分から体重の話をすることもあるのですが、納得できない人にどうしてそうなるのかを説明しようと思うと次の話もしなければならず、岩場とかジムでの立ち話のレベルだと説明し切れません。

・体重の遷移特性
・ダイエットとボディメイクの違い
・各種ダイエット方法の危険性
・長期間体重を安定させることの難しさと必要性
・お菓子等の嗜好品を適度に食べながらでも体重をコトロールする方法
・減量による効果が出るまでの時間
・リバウンドに対する対処法
・体重管理の心理的負荷vs成功した後のメリット

合わない人は全くもって無視してもらって構わないのですが、体重コントロールの問題に真剣に取り組んでいるクライマーは同士のようにも思え、自分が研究してきたことはちゃんと説明すれば有益な情報になるのではないかと思い、図解を入れてブログに書き残すことにしました。尚、どうやって減らしたのかを聞いてくる人はたくさんいますが、方法は(②は)効果があるならなんでもよく、数ある選択肢の中から自分の生活にフィットして続けられることをやれば良いと思います。それよりも、①の一見何でもなさそうな所に『極意』とでも言うようなことが隠れており、ここを伝えたいと思っています。①の極意がわかると③も可能になるので、あとは根気があるかどうかだけの問題です。習慣化させてしまえばずっと続けられますし、いつの間にか成功していると思います。

ちなみに私は、①の極意を本質的に理解することができず7年ぐらい失敗を続けていました。冒頭に18㎏減らしたと書いたのは、その7年間の失敗の後の12年間の話であって、最初の7年間は73~77㎏のレンジから抜け出せなかったのです。この問題、長期的な観測データがないとわからない重要なことが結構あります。だから「体重が重くて今年はあのルート無理~」と言いながら、なかなか体重減らせない人の多くも、私が過去に経験した同じ理由で詰まってるのではないと推測しています。

尚、いろんな人と話していて思ったのですが、体重の把握の仕方が人によって(というか私とそれ以外の人かな)違うため、話しているとよく認識の掛け違いが起こります。なので次回からは、「自分の体重《遷移特性》の把握の仕方」について書いてみようと思います。把握と言っても単にグラフ化すれば良いとかの話ではなくてです。

体重遷移1か月

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