霧の中の快刀乱麻、他

＜ゆ＞
5月15、16日　＠弓状エリア

今週末は小鹿野町の天気予報に比べて大分悪く、二日とも雨模様で岩場は終日ほとんど霧に包まれていました。ところが「雨が降っても登れる弓状」なせいか、二日とも久しぶりに人が多めでした。ここ最近のパリパリな岩になれていたせいか、シットリした岩でRPトライを頑張れる感じではなく、触ったことがないマニアック課題を攻めて楽しむ週末となりました。

（こんなに霧深いのに人数多めな弓場エリア）

まずは、朝イチから「快刀乱麻  5.11C」。相当な日数二子にいますが、トライしている人を見たことは一度もないというくらい核心が悪すぎるという意味で有名ルート。Ｍ也が奮闘してヌンチャクをかけてくれたので、頑張ろうかな？と思いましたが、アッサリ核心でテンション。結構悩んでようやく解決できるくらいムーブ解決には悩みましたが、一度分かれば出来るムーブかな？と思い2便目でRP。長年放置していた課題が終了しました。しかし、こういうのを一撃できる人は素晴らしいですね。
この湿気た週末には、みんな狙っている課題を離れて、ジョナサン、ノースマウンテン日本一、とマイナー課題が大人気となっていましたが、その流れで「快刀乱麻」もツヨロシとＡ枝さんがトライ。強すぎるお二人とも私ほどではないですが苦戦してたので、ほんとに読みにくい核心なんだと思います。こういうの、グレーディング難しいですよね。読みにくい2‐3級＋5.10Ｃというのが私のグレーディングです。

そのあと私生活＋龍勢を触りに行きますが、お話にならないくらい何もできず。今シーズンは登れないだろうと龍勢ヌンチャクを回収しました。

続いて「ノースマウンテン日本一　5.12B」。ノースマウンテン自体が数年ぶりのトライで、最後どこに行くのか間違えてしまい落ちてしまった↓↓↓　
で、日本一パートの核心は、まあまあこんな感じかな？という難しさなのですが、そのあと続く長い上部のマルチピッチっぽいパート（立って休めるけどなんか怖いし痛いし不安）が精神的にだいぶ苦手でヌンチャクをかけるだけで大変でした。今週末2回トライしたけどRPできず、無念・・・。しかし、意外と日本一も良い課題で、「クライミングってこういう総合的なことだよね」って思うような要素が詰まっており、もっと登られても良いと思いました。来週来たら頑張ろう。

あとは「二子フリーク5.11C／県立二子高校5.12A」。これもマイナールート＆マイナールートのさらにマイナーなエクステンションですが、意外と「結構面白いよ」と言われているルート。いざ触ってみると上部はホールドがコケコケのシトシトになってて、1回目トライは、ただビビりながらボルトを確認してヌンチャクをかけているだけ、、、、という悲しいトライになりましたが、二子フリークはボルダリーなムーブ読みルートで、県立二子高校パートは傾斜でパンプしながら登山的要素を楽しみ、ちゃんと最後にクライマックスがあるルートで、確かに「結構面白いルート」でした。
2トライ目は、1便目でボルト確認＆ヌンチャク掛けが終わっていたので、二子フリークは登れて県立二子高校の最後のヌンチャクまで行けましたが、1トライ目で最後のヌンチャクをかけてすぐ降りたこともあり、最終パートでテンション・・・整ったルート？以外ですぐビビッて負けてしまう自分の弱さをあらためて思い知らされました。

という感じで、週末はひたすら自分の最大の弱点である「メンタル」と向き合い、これまで触ったことのない岩を触って、使い切れていなかった筋肉を総動員したみたいで、月曜日はヘロヘロになってました。ほんと楽しかったなー。最近RPに走ってますが、先がどうなっているか分からない中、コケを触りながらガビガビ痛いホールドで渋々レストしながら頑張るのって楽しいんだなーということを思いだしたので、引き続きいろんなルートを触って楽しんでいこうと思いました。